長井市西置賜郡医師会のホームページにアクセスしてくださいましてありがとうございます。
この度、長井市西置賜郡医師会長に選任頂きました外田博貴です。当医師会は長井市、小国町、飯豊町、白鷹町の一市三町の医師会会員で構成されています。この地区は人口が5 万人ほどで、緑豊かな農村地帯を形成し、水・空気・食べ物全てが美味しく感じられ、一帯はのどかな雰囲気を醸し出しています。
2019 年に発生した新型コロナウィルス感染症の世界的パンデミックは医師会の活動に多大な影響を与えました。日常の診療のほかに、PCR 検査や抗原定性検査を行う発熱者外来の設置、ワクチン接種、在宅療養者への電話診療等、保健所や行政と連携を取りながら新型コロナウィルス感染症への対応等、多忙な日々を送っています。
当地区は高齢化率が高く、在宅医療・介護を提供する上で「地域包括ケアシステム」の構築は必須条件です。その達成に向けて 2017 年より「地域在宅医療連携推進室」を医師会で設置し広域的に活動をしています。また、インターネットを活用して在宅医療情報の共有化ができる「ほっとネット」を運用し、医師や訪問看護師、その他の介護多職種の連携に重要な役割を果たしています。
救急医療に関しては公立置賜総合病院と、慢性期疾患については公立置賜長井病院、小国町立病院、白鷹町立病院、吉川記念病院とそれぞれの病診連携を密に構築しています。
当地区の少子化に対応した保健事業として小児健診、学校健診、休日診療所の運営など子供を育てやすい環境づくりや、夜間協働診療、住民健診、産業医の派遣、介護保険等での行政との連携、地域医療活動に幅広く協力しています。
県内で一番小さな医師会ですが、会員は誰もが使命感、団結力が強く、熱い気持ちをもって地域医療に取り組んでいます。今後も地域での医療・介護・福祉関連の問題に対して、我々の地域医療活動を通して可能な限り協力をして行きますので、宜しくお願い申し上げます。